RFとは?――半導体装置で高周波電力を使う理由

RFの周波数、電圧・電流・位相、13.56MHz、Impedance、Matcher、Plasmaとの関係を装置視点で解説する。

公開 2026/9/1 確認 2026/9/1 読了 8分 中級 執筆: 知識図書館 編集部

まず結論

RF(Radio Frequency)は高周波交流です。半導体Plasma装置では、電極やAntennaへRF電力を与え、ElectronへEnergyを供給したり、基板Sheathを時間的に変化させたりするために使います。

RFは「Plasmaを作るための電源」というだけではありません。Frequency、Voltage、Current、Phase、Impedance、Transmission Lineが一つの系として動きます。

なぜDCだけではない?

Plasmaと電極の間にはSheathがあり、絶縁膜やCapacitive構造も存在します。交流電界を利用することでElectronへ継続的にEnergyを与え、絶縁性材料を含む系でもPlasmaを維持できます。

13.56 MHz

13.56 MHzはISM Bandとして産業・科学・医療用途に割り当てられ、Plasma装置で広く使われています。ただし装置によって2 MHz、4 MHz、27.12 MHz、60 MHz級など他Frequencyも使われます。

Frequencyを変えるとPlasma生成やSheath応答、回路Impedanceも変化します。

Impedance

RFでは負荷を単なるResistanceだけで表せません。CapacitanceやInductanceによるReactanceを含むComplex Impedanceとして扱います。

Plasma、Electrode、Cable、Feed、Chamberを含む全体がGeneratorから見たLoadです。

Matcher

多くのRF Generatorは50 Ω系で設計されます。Plasma Loadは50 Ω一定ではないため、Matching NetworkでGenerator側から見たImpedanceを変換し、Reflected Powerを抑えます。

「MatcherがPlasmaを50 Ωにする」というより、Generatorから見た入力Impedanceを望ましい状態へ変換すると理解する方が正確です。

Cableはただの電線ではない

配線長が波長に対して無視できなくなるとTransmission Lineとして振る舞います。Load ImpedanceはCable長によってGenerator側で異なって見えます。

大型電極では電極自体も完全なEquipotential Nodeとして扱えなくなる場合があります。

RFとは?――半導体装置で高周波電力を使う理由の要点を示す概念図
RFとは?の流れと要点

次に読む

  • RF Matchingとは?
  • Transmission Lineとは?
  • ICP PowerとBias Power
  • 大面積電極のRF分布

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