技術トラブルを仮説分解する方法
複雑な不具合を観測事実、仮説、反証条件、次の測定へ分解する実践手順です。
事実と考察を区別この記事のタイプ:実践・方法
この記事の結論
- 事実と推測を別の欄に書く
- 原因候補を系統・時間・条件で分ける
- 最も安く情報量の多い測定から行う
まず観測事実だけを書く
「電源が弱い」は推測です。「負荷投入後20msで24Vが18Vまで低下した」は事実です。時刻、条件、単位を含めます。
仮説を分解する軸
- 系統:電源、信号、機構、ソフトウェア、環境
- 時間:常時、起動時、温度上昇後、周期的
- 条件:特定ロット、負荷、操作、場所
反証条件を付ける
「もし接触抵抗が原因なら、電流増加時に端子間電圧が増える」のように、仮説から観測可能な予測を作ります。
仮説:原因候補を信じるためではなく、捨てるための測定を設計します。
次の測定を選ぶ
危険が少なく、短時間で、複数の仮説を区別できる測定を優先します。暫定復旧と恒久対策は分けて記録します。
未解決事項
再現しない不具合では、正常時ログの基準が必要です。今後、ログ項目のテンプレートと事後レビュー手順を追加します。
よくある質問
仮説は何個まで出すべきですか?
数より網羅性と検証可能性が重要です。まず大きな系統に分け、各仮説へ反証条件を付けます。
更新履歴
- 2026/8/4:初版公開
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