技術トラブルを仮説分解する方法

複雑な不具合を観測事実、仮説、反証条件、次の測定へ分解する実践手順です。

公開 2026/8/4 確認 2026/8/4 読了 8分 初級 執筆: 知識図書館 編集部

この記事の結論

  • 事実と推測を別の欄に書く
  • 原因候補を系統・時間・条件で分ける
  • 最も安く情報量の多い測定から行う

まず観測事実だけを書く

「電源が弱い」は推測です。「負荷投入後20msで24Vが18Vまで低下した」は事実です。時刻、条件、単位を含めます。

仮説を分解する軸

  • 系統:電源、信号、機構、ソフトウェア、環境
  • 時間:常時、起動時、温度上昇後、周期的
  • 条件:特定ロット、負荷、操作、場所

反証条件を付ける

「もし接触抵抗が原因なら、電流増加時に端子間電圧が増える」のように、仮説から観測可能な予測を作ります。

仮説:原因候補を信じるためではなく、捨てるための測定を設計します。

次の測定を選ぶ

危険が少なく、短時間で、複数の仮説を区別できる測定を優先します。暫定復旧と恒久対策は分けて記録します。

未解決事項

再現しない不具合では、正常時ログの基準が必要です。今後、ログ項目のテンプレートと事後レビュー手順を追加します。

よくある質問

仮説は何個まで出すべきですか?

数より網羅性と検証可能性が重要です。まず大きな系統に分け、各仮説へ反証条件を付けます。

更新履歴

  • 2026/8/4:初版公開

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