選挙制度の全体像

選挙は、有権者が国や地方公共団体の代表者を投票で選ぶ制度です。日本では、衆議院議員・参議院議員を選ぶ国政選挙と、知事・市区町村長・地方議会議員を選ぶ地方選挙があります。公職選挙法が、選挙権、立候補、投票、開票、選挙運動などの共通ルールを定めています。

公開 2026/8/5 確認 2026/8/5 読了 13分 初級 執筆: 知識図書館 編集部

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3分で概要が分かる

選挙は、有権者が国や地方公共団体の代表者を投票で選ぶ制度です。日本では、衆議院議員・参議院議員を選ぶ国政選挙と、知事・市区町村長・地方議会議員を選ぶ地方選挙があります。公職選挙法が、選挙権、立候補、投票、開票、選挙運動などの共通ルールを定めています。

目的
国民・住民が代表者を選び、政治へ意思を反映する
主な対象
原則18歳以上の日本国民。地方選挙は住所要件もある
財源・費用
国政選挙は国費、地方選挙は地方公共団体の予算など
主な給付・機能
国会議員、首長、地方議会議員などを投票で選出する
主な根拠
日本国憲法、公職選挙法、地方自治法など

ここから先は、仕組み・対象範囲・根拠法令を詳しく解説します。

1. 概要

選挙は、有権者が投票によって国や地方の代表者を選ぶ制度です。国会議員を選ぶ国政選挙と、知事・市区町村長・地方議会議員を選ぶ地方選挙があります。誰が投票できるか、誰が立候補できるか、投票と開票をどう行うか、どのような選挙運動ができるかは、公職選挙法などで定められています。

2. 制度の目的

  • 国民・住民の意思を代表者の選出へ反映する
  • 一定の任期ごとに代表者を選び直す機会を設ける
  • 投票、開票、選挙運動を共通ルールのもとで行う
  • 国政と地方自治のそれぞれに代表機関を構成する

3. 制度の仕組み

選挙選ぶもの基本的な方式
衆議院議員総選挙衆議院議員小選挙区選挙と比例代表選挙
参議院議員通常選挙参議院議員選挙区選挙と比例代表選挙
都道府県選挙知事、都道府県議会議員候補者へ投票
市区町村選挙市区町村長、市区町村議会議員候補者へ投票
選挙人名簿
有権者を登録
公示・告示
選挙期日を周知
立候補・選挙運動
候補を示す
投票・開票
当選人を決定

投票は投票日に指定された投票所で行うのが原則です。仕事、旅行、病気など一定の事情がある場合は期日前投票や不在者投票を利用できます。在外選挙人名簿に登録された国外居住者には、国政選挙の在外投票制度があります。

4. 根拠法令

法令公布年主な内容
日本国憲法1946年(昭和21年)国民主権、国会、地方自治、選挙に関する基本原則
公職選挙法1950年(昭和25年)選挙権、被選挙権、選挙区、投票、選挙運動など
地方自治法1947年(昭和22年)地方公共団体、首長、議会、直接請求など
国会法1947年(昭和22年)国会の組織と運営

5. 適用範囲

国政選挙の選挙権は、原則として満18歳以上の日本国民にあります。地方選挙では、年齢・国籍に加え、その地方公共団体の区域内に引き続き住所を有する期間などの要件があります。実際の投票には選挙人名簿への登録が必要です。

立候補できる権利を「被選挙権」といいます。衆議院議員・地方議会議員・市区町村長は満25歳以上、参議院議員・都道府県知事は満30歳以上など、公職によって年齢要件が異なります。一定の刑罰や選挙犯罪などにより権利が停止される場合があります。

6. メリット

  • 有権者が代表者を定期的に選べる
  • 国政と地方政治の双方へ意思を示せる
  • 投票の秘密が保障される
  • 期日前投票、不在者投票、在外投票など、事情に応じた方法がある
  • 選挙管理委員会が投票・開票を管理する

7. デメリット・課題

事実として確認できる制度上の論点を整理します。

  • 選挙ごとに選挙区、投票用紙、当選人の決め方が異なる
  • 住所を移した時期によって、地方選挙で投票できる自治体が変わる場合がある
  • 選挙運動と政治活動では、期間や使用できる方法の規制が異なる
  • 投票率や一票の較差などは、選挙のたびに公表・司法判断・制度改正の対象となる
  • 比例代表では政党名・候補者名の書き方が選挙の種類によって異なる

制度方式の評価や民主主義の意味は、客観的事実と分けて社会構造で扱います。

8. よくある誤解

「首相を直接選ぶ選挙がある」
日本では、国会が国会議員の中から内閣総理大臣を指名します。

「投票所入場券を忘れると投票できない」
名簿登録と本人確認ができれば投票できる場合があります。

「期日前投票には特別な証明書が必ず必要」
宣誓書の記入などは必要ですが、通常は仕事や旅行予定を証明する書類までは求められません。詳しくは自治体の案内を確認します。

9. 関連制度

  1. 選ばれた代表者が決める財政の入口として税制度を読む
  2. 選挙に関する争訟や司法の役割は裁判制度で学ぶ
  3. 年金・医療など国会が法律を定める制度として年金制度へ進む
  4. 民主主義の構造に関する考察は社会構造で扱う

10. 更新履歴・参考情報

この記事は2026年8月5日に総務省、政府広報、e-Gov法令検索の公開情報を確認して作成しました。選挙期日、投票所、投票方法は選挙ごとに自治体の選挙管理委員会が案内します。

よくある質問

投票所入場券がなければ投票できませんか?

選挙人名簿に登録され、本人確認ができれば投票できる場合があります。選挙管理委員会へ確認してください。

日本では首相を国民が直接選ぶのですか?

直接選びません。内閣総理大臣は国会議員の中から国会の議決で指名されます。

更新履歴

  • 2026/8/5:政府・選挙関係資料を確認し初版公開

参考資料

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